学生時代に、自分は薬剤師としてどこを目指そうか、と考えた際に感じていたのは、薬剤師がもっと地域の方の身近な存在になるにはどうしたらいいのだろう、ということでした。
今、薬局は、「病気の症状が出た後に行く場所」だと思うのですが、そうではなく、「症状が出そうだな、今のうちにどうしたらいいのかな」という未病対策の場所として、もっと気軽に相談できる薬局ならいいと思いますし、そういった薬局で、地域の方から身近な存在で、かつ信頼される薬剤師になりたいなと思っていました。それを実現するために、地域密着を実行している、永冨調剤薬局に入社しました。
現在、小児科処方が多い薬局で勤務しているのですが、この領域に関する自分の知識不足を痛感しています。
今の目標は、小児科領域の専門知識をもっと増やし、子供のことを心配する親御さんを安心させられる力をつけ、小児科専門薬剤師、と名乗れるようになりたいです。
そして、医師に対して、処方設計の提案ができる力を身に付けるのがゴールです。
地域包括システムの中で役割を発揮するためにも、薬の専門家として携わるだけではなく、薬以外の幅広い知識や 他の医療従事者や介護従事者の方々とのコミュニケーションをもっと増やすことも必要だと考えます。
薬剤師が薬局の中に始終いて、ものを考えていても、存在価値は上がらないのではないでしょうか。
学生のうちに学んだことも、薬剤師になって経験を通じて学んでいくことも全てが、自分の理想とする薬剤師像の糧になります。
学生時代は、日々の勉強だけでもとても忙しいと思いますが、勉強だけではなく、友達との交流やサークル、アルバイトやボランティアを通じて様々な人と関わり、視野を拡げて、色々なことに取り組んでみるといいと思いますよ。